Appleの5G iPhoneにはIntelモデム搭載の見通し
次世代通信規格「5G」に対応したiPhoneには、Intel製の5Gモデムが搭載される見通しだと伝えられています。現在5Gモデムでは先行しているQualcommですが、AppleのエンジニアたちはIntelモデムが未来のiPhoneの要件を満たすと信じているようです。
iPhoneの5GモデムはQualcommではなくIntel
Appleの2019年または2020年に発売予定の5G対応のiPhoneには、Intel製の5Gモデムが搭載される可能性が高いことが米雑誌Fast Companyにより報道されています。2016年10月に世界初の5GモデムSnapdragon X50を発表するなど、現在5Gモデムにおいては先行していることで知られるQualcommですが、「5G対応iPhoneではIntel製5Gモデムが要件を満たす」とAppleエンジニアたちは信じているとのことです。数千人規模と、開発チームとしては比較的少人数で構成されているといわれるIntelの5Gモデム部門ですが、他企業からの遅れを取り戻すためにはiPhoneでのモデム採用は必須条件だと考えられます。
Intelは、今年の1月に家電見本市CES2017でIntel 5G Modemを発表し、今月16日には同社初となる商用5GモデムIntel XMM 8060を発表しています。
Qualcommモデムを排除したいApple
今月発売となったiPhone Xには、QualcommとIntelの2つのタイプのモデムが採用されていることが明らかになりました。iPhone7/7 Plusでも両企業のモデムが搭載されていましたが、AppleとQualcommのライセンス料をめぐる争いは未だ解決しておらず、やがてiPhoneにはIntelのモデムのみ採用されるのではないかと推測されています。